• 吉岡昌一

パッシブハウスのデメリット|壁

更新日:2021年9月24日

目次

  1. 1 エコハウスの中でも快適性能最高峰のパッシブハウス。

  2. 2 パッシブハウスの壁は今までより厚い?

  3. 3 断熱性能の高い材料を使って壁厚を薄くするとコストアップ

  4. 4 断熱性能の高い材料を使って壁厚を薄くするとコストダウン

  5. 5 パッシブハウスの断熱厚さは計算により決めるので建物によって変わリます

  6. 6 本当に要るの?、その断熱材と思いませんか。

  7. 7 パッシブハウスの場合の資料が余り無い

  8. 8 パッシブハウスは夏25℃にしなければならないのでしょうか?

  9. 9 パッシブハウスを体験しよう

  10. 10 パッシブハウスではないけれど近そうな建物の資料を探してみました

  11. 11 壁厚断熱材300mmの家と、200mmの家との違いは何か

  12. 12 建築知識ビルダーズNo.25 (エクスナレッジムック) ムック – 2016/5/27

  13. 13 調査場所はどこでしょう?

  14. 14 超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm

  15. 15 高性能エコハウス|壁断熱材=195mm

  16. 16 部屋ごとの温度比較はどうでしょうか

  17. 16.1 超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm

  18. 16.2 高性能エコハウス|壁断熱材=195mm

  19. 17 リビングの温度はどうでしょうか

  20. 17.1 超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm

  21. 17.2 高性能エコハウス|壁断熱材=195mm

  22. 18 快適性の指標 PMV 

  23. 18.1 快適さをつくる6つの要素とは

  24. 18.1.1 人間側の要素

  25. 18.1.2 外的な要素

  26. 18.2 果たして結果は?

  27. 18.3 超高性能エコハウス|壁断熱材=300mmのPMVは0~1の間

  28. 18.4 PMV=0.87

  29. 18.5 高性能エコハウス|壁断熱材=195mmのPMVは2~3の間

  30. 18.6 PMV=2.45

  31. 19 まとめ

  32. 20 一般的な家で断熱材200mmから300mmに厚さが増えるというデメリット=快適性が一気に向上する。

  33. 21 パッシブハウスは断熱材300mmランクで尚且つ超省エネルギー計算した建物

  34. 22 パッシブハウスは日本ではあまり体験できないのがデメリット

エコハウスの中でも快適性能最高峰のパッシブハウス。

メリットもありますがデメリットもあります。

デメリット|壁[2018年6月版]を整理して紹介します。

パッシブハウスの壁は今までより厚い?

グラスウールで例えると壁断熱が300mmぐらいになる。一般的な感じでいうと。

今までの木造住宅よりは・・・「厚い」 これがデメリットです。

自分の敷地は狭いから、家が建たない。

狭い家はいやだ。と最初よく言われます。

そういうう意味で、都市部の敷地では壁厚が気になりますが、

ローカルに近ずくと、全く気になりません。

断熱性能の高い材料を使って壁厚を薄くするとコストアップ

この壁を薄くするために、断熱性能の高い材料を使って必死で壁厚を薄くするとコストアップで、もっと小さな家になります。

普通は。

これがデメリットです。

なぜ壁厚が厚いか。それは住む人が健康的な生活が出来る様にするためです。

しかし、計画段階では・・・わ ・ か ・ ら ・ な ・ い。

だって住んだことないし。どこにもないし。第一、見えないから。

断熱性能の高い材料を使って壁厚を薄くするとコストダウン

この壁を薄くするために、断熱性能の高い材料を使って必死で壁厚を薄くするとコストダウン。

なれた工務店で行うと施工が簡単になることからコストUPにはなりません。

前に言ったことと矛盾しています。

設計・施工方法・施工者により変わってきます。

これがデメリットです。

パッシブハウスの断熱厚さは計算により決めるので建物によって変わリます

パッシブハウスはPHPPというソフトを使い、建設する建物の詳細寸法、方位、建設地、海面からの敷地高さ、設備関係、サッシ性能、断熱性能等々を

インプットし、尚且つ近隣建物形状もインプットした結果により判定されます。

今までの日本の確認申請、省エネ申請とは全く次元の違う労働力が必要です。

知り合いでパッシブハウス作っている人は、「一回、提案したものは絶対変えない」と言っていました。

プラン変えたらすべて最初からやり直しになります。

ちょっとした変更では済まされません。

本当に、本当に・・・大変です。

これがデメリットです。

本当に要るの?、その断熱材と思いませんか。

パッシブハウスは、すべてうまく出来た場合に「パッシブハウス」となるので

パッシブハウスに住んでいる人に聞くと、「なぜパッシブハウスにしないの?。こんなに快適なのに」とおっしゃいます(笑)

住んでない人にとっては「本当かな?」「デメリットもあるはずだ」という事で

この記事を見てい頂いているのではと思います。

私も「パッシブハウス」に住んでいません。

疑っているわけではないんです。

ちょっとパッシブハウスに必要な「お・〇・ね」が足らないからです。

パッシブハウスの場合の資料が余り無い

パッシブハウスの場合、今までの家のように

建てた結果、室温がどうなっているのか・・・・というものがありません。

それは、室温が夏は25℃になるように逆算して窓性能、壁・床・屋根性能、設備の性能、近隣との関係などを調整しているからです。

この調整が大変ですが。

夏の25℃は超快適です。

快適すぎる

これがデメリット

パッシブハウスは夏25℃にしなければならないのでしょうか?

夏の25℃はいらない。という方もたまにおられます。

まじめな方です。

でも大丈夫

パッシブハウスは計算として25℃にはしているけれど、必ず25℃に自動的になるわけではありません。

夏は27℃がいいんだ。とおっしゃる方は

エアコンのメモリを2℃上げていただければ27℃になります。

パッシブハウスとは小さなエネルギーで夏25℃に出来る様に計画はしているけれど

しなければならないというものではありません。

みなさん自由に設定して使われています。

情報が少なくてわかりにくい

これがデメリット

パッシブハウスを体験しよう

日本でパッシブハウスを体験する場合は

工務店さんの体験ハウスか

パッシブハウスを建てた人と友達になるしかありません。

韓国ではパッシブハウスのユースホステルがあります。

韓国に旅行に行って、そこに泊まれば実感するでしょう。(たぶん)

私は8月に韓国に行って泊まってこようと思っています。

http://www.jw-trvl.co.jp/tour/180828.php

パッシブハウスではないけれど近そうな建物の資料を探してみました

壁厚断熱材300mmの家と、200mmの家との違いは何か

同じ平面、同じ場所で壁厚の違い家は実験でもしないかぎり無いと思います。

何かないかなーーー。

探してみました。

壁厚断熱材300mmの家と、200mmの家との違いを。

ここにいい比較データーがありました。

建築知識ビルダーズNo.25 (エクスナレッジムック) ムック – 2016/5/27


https://www.amazon.co.jp/%E5%BB%BA%E7%AF%89%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BANo-25-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4767821584/ref=sr_1_fkmr0_1?ie=UTF8&qid=1529068011&sr=8-1-fkmr0&keywords=%E5%BB%BA%E7%AF%89%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BA25%E5%8F%B7

タイトルは

「真夏のエコハウス 検証記録を大公開!」

今から2年前に出ていました。

調査場所はどこでしょう?

埼玉県所沢市でした。

2015年7月から8月の2か月の平均・最高・最低気温変化が出ています。

はどうだったのでしょうか。


原資料:建築知識ビルダーズNo.25 (エクスナレッジムック) ムック – 2016/5/27

連日の外気最高気温はほぼ30℃を超えてます。(赤線部分)

連日の外気最低気温は25℃の少し前。(青線部分)

関西でも同じようではないでしょうか。

超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm

少し紹介します。

超高性能エコハウスとして紹介されているのが

付加断熱+樹脂窓トリプルガラス・・・HouseA

壁の断熱材の厚みは・・・

充填(柱の部分)断熱が120mm

付加(柱の外壁側)断熱に90+90=180mm

合計で300mmの断熱材が使われています。


断熱材はHWG16K

この家を2015年7月5日から8月23日まで実測したとの事です。

延べ床118.83m2、約36坪の総2階建てです。

高性能エコハウス|壁断熱材=195mm

もう少し壁の断熱材が少ない家、

充填(柱の部分)断熱が105mm

付加(柱の外壁側)断熱に90mm

合計で195mmの断熱材が使われている家です。

紹介文では「高性能エコハウス」となっています。


部屋ごとの温度比較はどうでしょうか

調査日:2015年8月1日、

外部の最高気温37.2℃、最低気温25.3℃の時

超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm


室内の平均気温の最低27.8℃(リビング)、最高28.9℃(北寝室)

上記の温度差1.1℃

午後4時頃からロフトエアコンを入れて26~27℃をキープしています。

エアコンも最低で動いている感じです。

高性能エコハウス|壁断熱材=195mm


室内の平均気温の最低29.2℃(東寝室)、最高30.9℃(北寝室)

上記の温度差1.7℃であるが

午後1時からリビングのエアコン入れて、フルパワーでも室温は約30℃近辺となっている。

午前0時からは寝る部屋だけエアコンつけるという感じですね。

今までと同じ生活方式の様です。

各部屋の温度差が大きい建物と言えます。

リビングの温度はどうでしょうか

超高性能エコハウス|壁断熱材=300mm


30℃は超えない

エアコン入れる前は26~29℃

午後4時にエアコン入れると最低の稼働で26℃近くになっています。

高性能エコハウス|壁断熱材=195mm


エアコン入れる前は31~33℃

午後1時ころからエアコン入れても30℃ぐらいになっています。

室温がほぼ一日中30℃を超えています。

快適性の指標 PMV 

快適さをつくる6つの要素とは

人間側の要素

活動量

着衣量

外的な要素

温度

湿度

放射

気流


果たして結果は?

非空調時(2015年8月1日のAM6:00~12:00のエアコンを作動していない時間帯)のPMVを表したグラフが以下です。

超高性能エコハウス|壁断熱材=300mmのPMVは0~1の間

PMV=0.87

快適性が高いという結果に

高性能エコハウス|壁断熱材=195mmのPMVは2~3の間

PMV=2.45

暑いと感じてしまう割合がが高くなっています。


まとめ

一般的な家で断熱材200mmから300mmに厚さが増えるというデメリット=快適性が一気に向上する。

パッシブハウスは断熱材300mmランクで尚且つ超省エネルギー計算した建物


パッシブハウスは日本ではあまり体験できないのがデメリット

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