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吉岡昌一

パッシブハウスの作り方 2

更新日:2021年9月23日

パッシブハウスの作り方 2

設計者必携のPHPPイラスト本

「PHPP Illustrated: A Designer’s Companion to the Passive House Planning Package」

を紹介します。


PHPP本

この本はBere Architectsが設計したCamden Passive Houseという実例を通して、パッシブハウスプランニングパッケージ(以後PHPPといいます)の説明と、そのPHPP入力の仕方が説明されている本です。

PHPPを使ってパッシブハウスを計画する方法を知りたい、現在PHPPで計画しているが、この入力でいいのだろうか?という疑問を持っている設計者、学生にお勧めします。

アマゾンでも売ってます。

Camden Passive Houseは私が好きなパッシブハウスの一つで、その中身がどうなっているのか以前から気になっていたのですが、本になって出版されていたのには驚きました。

Camden Passive Houseでインターネット検索すれば写真がたくさん出てきます。

大変きれいな住宅です。日本でも建ちそうなサイズの住宅です。こんな家に住んでみたいと思う人も多いと思います。私もその一人です。

パッシブハウスを作るにはその実例を見ながら、その建物の場合どのようにPHPP入力されているか、それが結果どう表れているかを知ることはとても重要です。

本の中身はこんな内容です。

リビングダイニング綺麗ですよね。綺麗でいて寒くない、暑くない、使用エネルギーが少ない健康的な住宅です。

まず「住んでみたい」と思うことが大事です。そうすれば、「どうしたら住めるのかな」「どうしたら建てられるのかな」と解決策を探し求める意欲が出てきます。

一般の人が見ても入力方法などはよくわからないかなとも思いますが、太陽光線の取り入れ方などの大まかな考え方はわかると思います。イラストで説明されていますのでわかりやすいです。設計する人はこのような本を見ているだけで楽しいのです。「そうかー、こうなっているのかー」とついつい独り言を言ってしまいます。

パッシブハウスを建てたい一般の人は、この本を設計者に渡して、「このようにPHPPで設計してください」と言えば、その真剣さが伝わっていいでしょうね。お勧めします。

PHPPの日本での販売はパッシブハウスジャパンの「建もの燃費ナビ」に内包されています。

「建もの燃費ナビ」はこちらから

誰か日本語に翻訳して出版してくれないものでしょうか。

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